1970年3月、千葉鉄道管理局に最後まで残っていた貨物の煙も消滅しました。
最後の仕業にあたったのは新小岩機関区の通称「ナメクジドーム」のD5121です。
D5121は蘇我→越中島間で貨物2184列車を牽引し、千葉局完全無煙化の
幕引き役を務めました。
(尚ネガの保管が悪かったため、カラーの変色が顕著に発生しております。
毎度のことですがご了承ください。)
貨物列車にしては盛大なセレモニーが行われました。
が、客車列車最後の両国駅のような喧噪は全くなく、
見送るファンの数も少なく、ひっそりと引退して行きました。
蘇我駅に掲げられたさよなら列車発車式の看板→
綺麗に装飾され出発を待つ。写真を撮る人はほとんどいませんので、全景写真もラクラク。
新検見川駅を通過。
越中島駅では下り列車に対しても、出発式が執り行われました。
勇壮な蒸気と音を残して、越中島駅を出発していきました。
晴れ渡った青空に最後の黒煙と、見送る人が少なかったことが、印象に残っています。
それにしてもこのネガ最悪(失礼しました)
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